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野生の大地、ロシア・カムチャッカ半島探釣 |
8月のお盆休みに成田からのチャーター直行便を利用してカムチャッカ釣行に出かけた。
カムチャッカは野性的な釣り場として知られているが、我々にとっては初めての場所への探釣となった。今回は釣り場や宿についての前情報が全くと言っていいほどなく、とにかく行ってみないと分からないという状況であった。 |
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舌を噛みそうな、ペトロパブロフスクカムチャツキー空港からバンに乗ってゆるやかな山間部を越え、3時間ほどでオホーツク海側のロッジに着いた。通訳ガイドさんは宿泊地を「釣り場のベースキャンプ」と表現していたので、どんな宿かと心配したが、そこには立派なフィッシングロッジが、それも川のほとりに佇んでいた。早速ロッジオーナーに釣りの状況を聞いてみると、ここで釣れる魚種は、サーモン(キング、レッド、チャム、ピンク、シルバー)、ドリーバーデン、アメマス、ニジマス、スティールヘッドまでいるということだ。ロッジの壁にはそれら野生魚達の写真がたくさん掛けられていて明日からの釣りにめいっぱい期待が膨み、たっぷりのイクラとサーモンの夕食にはめいっぱいお腹が膨らんだ。 |
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しかし、それからの3日間の釣りはなぜか期待した通りではなかった。ちょうどサーモン遡上の合間に当たったらしく、レッドサーモン、チャムサーモンなどは遡上が終わり遅れてきた群れが若干残っている程度であった。シルバーサーモンは遡上が始まったばかりでたまに銀色に輝く魚体が水面を割るが、川に泳ぐ魚体が見えるほどではなかった。サーモン類は川を埋めるくらいごっちゃりいないと面白い釣りはできないのだ。普段サーモンの遡上に付いて卵を狙うニジマスやドリーバーデンも魚影は薄いようだ。それでもできるだけ魚の濃い場所を探してボートで移動を繰り返しているうちに、様々な魚達が顔を出してくれた。
サーモン類のモジりが多い流れのヨレは魚影が濃く、レッドサーモン、チャムサーモンがときたまではあるがロッドを強烈に絞り込んだ。 |
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レインボーやイワナ類は小型ながらも様々な場所から飛び出した。 |
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木がかぶさっている対岸にスピナーを投げ込むと、40センチもあるグレーリングが連続でかかった。 |
ある仲間は6番ロッドでレインボーやドリーバーデンを狙っている時に巨大魚をかけ、ラインが遠くまで引き出され、だいぶ寄せたところでフックが伸びバラしてしまった。ガイドによると、遅く遡上したキングサーモンだろうとのことだった。 |
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あっという間に3日間の探釣が終わった。ボートで移動する川は野性味に溢れ、湾曲し入り組んで枝分かれしている迷路だ。川岸はクマの足跡だらけ。その広大なエリアを短い時間で把握するのは当然ながら不可能だが、ここの面白さは少しではあるが垣間見ることができた。 |
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そして、我々がロッジを離れた翌日に第2陣として同じロッジに入ったご夫婦が帰国され、ちょうど今eメールが届き、驚きの釣果に愕然となった。
・・・" Trout & King" 夷谷様
昨日、無事にカムチャツカの地より帰ってくることができました。
5日間トータルの釣果は、カミさんとのトータルで150匹ほどでした。
最大魚は、シルバーサーモンの10ポンドオーバー、最小魚は10pほどの鮭の稚魚でした。
魚種は、シルバーサーモン(現地名キジュチ)、グレーリング(現地名ハリウス)、ドリーバーデン(現地名ガリエツ)、アークテックチャー、レインボートラウト(現地名ミキージャ)、チャムサーモン(現地名ケタ)、ピンクサーモン(現地名ガルブッシャ)、アメマス(現地名クンジャ)、鮭の稚魚(ヤマメ?)、沼カレイ?でした。・・・ |
1日違えばこうも違うものなのか、フレッシュなシルバーサーモンで溢れる川を想像してすぐにでもカムチャッカに戻りたくなった。
次回の釣行では、山奥の川にいて野ネズミをエサにしているという巨大なネイティブレインボー(ミキージャ)を求めて釣行したくルートを調査中である。プランが完成したら熱狂的釣り人のみなさんを是非とも第2次カムチャッカ探釣にお誘いしたい。 |
トラウトアンドキング 夷谷 |
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