トラウトアンドキング
フィッシングツアー
海外釣行報告
2008年3月
ニュージーランド南島  ネルソンレイクス
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ニュージーランド南島釣行レポート
森と湖を縫って走る水脈「ネルソンレイクス」 釣行レポートその@
  ニュージーランド南島の山岳部、ネルソンレイクスというエリアには、その名の通りいくつかの湖があり、そこに流れ込む川、流れ出る川、その支流と網目のように川が走っているらしい。周辺はいまだに太古の原生林に覆われていて、その森林地帯を縫って流れる水はどこまでも透明で、大物のブラウントラウトやレインボウトラウトがその流れに揺らいでいるらしい。今回私達は、そんな美しい景色のなかで野生魚達に出会いたいと、南半球では夏の終わりである3月の初めに訪れた。果たして結果はいかに・・・。
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機体がまだ新しいニュージーランド航空機、その快適なシートでオンデマンドの映画を観てくつろいているうちに、翼の下にニュージーランドが現れた。 空港からネルソンレイクス方面に向かう途中、さんさんと太陽が注ぎこむエメラルドの川を何本も通りすぎた。最近は雨が降っていないらしく、若干の渇水が気になるところだ。しかし・・・


翌日目覚めると、屋根を激しくたたく雨の音が・・・ガイドが、川が濁らないうちに早く釣ろうと、小さな流れに入ったが、もうすでに濁り始めていてサイトフィッシングができない。 急いであちこち移動しながら釣り場を探すも、どこも山の斜面から茶色い水が流れ出しては川に注いでいる。


湖の流れ出しは水量が増えているものの、濁ってはいない。しかたなくブラインドニンフを試すことにした。 雨に叩かれながらニンフを結ぶ悲惨な釣り人。 しかし、魚からのコンタクトはなく・・・


岸際でじっとしていた魚は全く食い気がなかった。渇水は問題だがなにもこんなときに解消されなくても・・・。 雨に濡れる野生のブラックベリーを摘んでみた。その実は甘酸っぱくておいしいが、その棘はウェーダーに穴をあける厄介者。透明な流れに泳ぐ大物はどこだ〜!


翌日も雨、雨雲より標高が高い森林限界の山上に、川の源となる湖があるらしい。虹のアーチをくぐり、息が切れる丘を登ると・・・


山裾にキラキラ光る湖面が現れた。大物ブラウントラウトが棲んでいて、浅場を回遊しているのが見られるらしい。


「あそこにいる!」と早速ガイドが教えてくれた。岸際の浅場をゆっくりと同じルートで回遊する魚影が見える。 すぐ足元に来た。大物だ!身をかがめて相手に見つからないようにフライをキャスト。


オー来っ、来たー!と思ったらフライをスルーして、まだゆっくりと泳いでいる。フライにも、釣り人にも気付いていないのか?


高い丘の上から魚影を探すと・・・ 真下に現れた。 下の釣り人に方向を教えると、キャストがいいところに入った。魚はゆっくりとフライに向かって浮いてきた。その模様に上の観客全員が興奮して奇声を発したら、魚はびっくりしてフライの直前で沈んで行ってしまった。


目の前にユラユラと一匹が回遊してきた。#12CDCライツロイヤルで頭を叩くと、3回目にやっと気付いてパクッと咥えた。そののんきなブラウンは、精悍な顔に特大アブラビレを持つ大物だった。


これだけのエリアに釣り人は我々だけ。しかし釣果をあげるのは容易ではない。ガイド曰く、普段は見つけた魚のほとんどは何の疑いもなくフライを口にするとか。気圧の急激な低下が魚を憂鬱にさせているとか。 午後には次第に雲が現れ、魚が見つけられなくなった。太古の原生林を縫って流れる透明の川はどこだ〜!この間も標高の低いロッジ周辺では、1日中雨が降り続いていた。


いいかげんにしろ〜!とこの日も雨。濁りのない川を探して遥か遠くまで来てしまった。町中を流れるスプリングクリークでは、巨大ブラウンをかけたものの、ファイトの末、根に入られてブレイクしてしまった。 次に行った、もう海から数キロの、流程の短い川はなんとか濁りを免れていた。プールの頭から広がるシャローで魚の影が現れて消えた。魚影が見えた辺りにニンフを流してみると、すぐに反応があった。 あまり走らずに重くトルクのあるファイトを続けたので、ランディング直前までその主はブラウンかと思っていたが・・・。


以外にも、銀色の豊満ボディのレインボウであった。 いかにも推進力がありそうな、太い根元から生える完璧な尾ビレ。しかし、NZに太陽はあるのか〜!


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他にはない独特の雰囲気のネルソンレイクスでのフィッシングを是非楽しんでください。

お問い合せ、お待ちしております。
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